【BYレイ】八ヶ岳に恋をして・やまのこ村~行者小屋 の続き
やまのこ村(1760メートル)
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行者小屋(2350メートル)
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地蔵の頭(赤岳天望荘)(2722メートル)
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赤岳山頂(2899メートル)
行者小屋から赤岳天望荘まで標高差549メートル、コースタイムは1時間30分。
赤岳を遠くから望むと、山頂付近は岩肌が露出しているのがわかる。
今まで何度も『こんなとこ登るの~』と雑誌で見ていた
『こんなとこ』に立つ喜びを感じながら、深い針葉樹帯に入って行く。
最初は『これ、登山道だよね~』と疑うほどの急登な道。
そうそう、この急登(きゅうと)と言う登山用語も初めて知った。
キツイ登りなのに、『キュート』
このアンバランスがなんとも好きで、子供のように『キュートだ!キュートだ!』を
連発しながらどんどん高度を上げて行く。
初心者丸出しである。
次第に周りの木の高さが低くなり、太陽の光が登山道に届くようになった。
やがて森林限界を向かえると…
我々を待ち構えていたのは……
おぉぉ~朝日に照らされた神々しい梯子だ。
山靴の紐を結び直し、服のファスナーを全て閉め、
トレッキングポールをザックに収納する。
気分は冒険家、姿はへっぴり腰
慎重に、慎重に……と。
ヤッタゼベイビー(古ぅ~)
大成功!
更にここから先は、ロックなあの子のお出ましときた。
赤岳の名前通り、ゴツゴツとした赤茶けた岩場に吸い込まれそう。

傾斜40度のロックを鎖場と梯子で登っていく。

岩場登りは三点確保(岩場歩きの基本で、両手両足の四点のうち、
常に三点に身体を維持し残りの一点で手がかり足がかりを動かす技術)で、
鎖は補助的に使用するのさ(誰?)
足元は見ても、下を覗いたらいけません。後ろを振り返ってはいけません。
だってこんなとこで漏らしちゃったら、お地蔵さんに笑われちゃう。

地蔵尾根の名前の通り、お地蔵さんが山行の安全を祈ってくれている。
サンキュ(はぁと)
後方に見えてるギザギザの岩山が横岳。
よーし!もう一体のお地蔵さんがいらっしゃる稜線『地蔵の頭』に向けて…
ファイトいっぱ~つ!(またまた古っ)
おっと、ここで、今夜泊まる、赤岳天望荘が見えてきたー。

右手の山が赤岳、赤岳下の稜線に立つ建物が赤岳天望荘。(わかるかな?)
俄然、テンションが上がる。
そして、ついに稜線のお地蔵さんを発見。

最後のロックにアタッ~ク。
最初に稜線に立ったコモチャンが、『レイ、スゴイよ~』と、声をかけてくれる。
駆け出したい気持ちを抑え、お地蔵さんの待つ稜線に向かう。
着いた~!地蔵の頭だ!
お地蔵さんに一礼。

その時、私の目に見た事のないような素晴らしい光景が飛び込んできた。
続く
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