【BYレイ】ちっぽけな力だけど ・・・は
コチラそのサイトを見つけたのは、震災の日から一ヶ月程過ぎた頃だった。
復旧でも復興でもよかった。
何かに関わりたくて、深夜のPCタイムで情報を探していた。
いつもお世話になってるブログ村で
偶然、目にしたのも何かの縁だったのかもしれない。
「動物救護センターのボランティア見つけた。今、色々調べてる。」
少し興奮気味にレイにメールするとすぐに返信が来た。
「コモチャンが行くなら一緒に行くよ」
その一言が、まだ本当に行くのか迷ってた私の背中をぽんと押してくれたんだ。
「ゴールデンウィーク前後の、特に平日の人手が足りません。」
「インフラも整ってきた今、必要なのはマンパワーです。」
ボランティアによって作られたそのサイトには繰り返しそう書いてあった。
(そういえば、最近はあまり書いてないけど人手は足りてるのかな)
それを読んだ時の私は「行こう」というよりも「早く行かなくちゃ」って
気持ちが先走っていたんだけど、実際のところ不安もあった。
一日くらいじゃどうせ大したこと出来ないかもしれない。
もっと長期で来てくれる人がいいんじゃないか。
獣医さんや何かの資格のある人を必要としてるんじゃないか。
だいたい、仙台からだってバスだと2時間近くかかるみたいだ。
本当に現地までたどりつけるのか?
諸々の不安はあったが、「レイと一緒」ならきっと大丈夫。
まずは一度行ってみる・・・ことにした私達は
二人一緒の休みの前日、GW明けの平日深夜に400キロ先の北の地へ出発した。
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途中のSAで仮眠して夜明けと共に石○市内に無事に到着。
ボランティアの登録を済ませて朝礼から参加した。
各班(犬、猫、物質、インフラ)のリーダー紹介と注意事項の説明がある。
リーダーや長期滞在している方々を含め総勢20名程だったかな。
GW中は100人近くの人が集まって、収集がつかないほどだったらしい。
トリマーや動物看護師のような動物関係の仕事に携わっている方もいたが
大半は私達のような動物好きの素人だったと思う。
朝一番は全員でワンコのお散歩。
朝夕の散歩以外はケージの中でずっと待ってるワンコ達。
きっと震災の前までは自分のお家で自由に過ごし可愛がられてたワンコなんだよね。
本当はいっぱい遊んであげたかったけど、地域柄なのか中型犬が多い。
小型犬しか飼ったことのない私は「逃がさない、噛まれて怪我しない」の
注意を守るのと、排泄の処理だけでいっぱいだったよ。
3頭ほどの散歩を終えた頃、レイが「猫班」のリーダーから呼ばれていた。
朝礼でどの班の仕事をするか希望を聞かれたけど「猫人気」はあまりなく
「じゃあ」とレイが挙手したんだ。(レイたん、かっけ~!)
「レイは猫大丈夫なの???」と心配で聞くと実家で飼っていたことがあるという。
実は私も以前にもらったり拾ったりした子猫を、数年間で何匹か飼ったことがある。
でもね、世話にはあまり自信がなかった。
ワンコと違ってニャンコはなかなか言うこと聞いてくれないから。(猫好きはそこがいいらしいけど)
でも、どうせなら人手の足りないところで役に立ちたいという気持ちもあり
その場の流れで私も一緒にニャンコ達のお家に行くことにした。
その結果、レイと一緒にこの作業を経験出来てよかったと思う。
(続く)
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