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【ヒストリー】 ⑮BYレイ 昇格と退職と

告白されてから「知らんぷり」をしてきた私はその日を境にコモチャンに関心を抱き始めていた。
コモチャンと付き合う可能性は1㍉もないと思っていた時と比べると物凄い変化だ。


実は彼女は数ヵ月後には東京から遠く離れた地に居住を移す事を決めていた。

会社は退職し、知らない土地で一から生き直すという。
旅行で訪ねただけの友達も親戚もいない北の土地。
大好きなスノースポーツをいつでも楽しめるというのがその地を選んだ理由だという。
彼女らしい大胆な決断である。
親しい友人だけはその事実を聞かされていた。

強気な彼女だから口には出さないけれど………
もう……この大都会で暮らす事に疲れたんだと思う………
東京に心残りはないようだった。淋しいけど私に彼女を引き止めるすべは何もない。
彼女の進む未来に光りあれと願うばかりだった。

告白される3ヵ月も前の話である。
(その年の晦日の夜遅く出張から帰った私は重いかばんを手に東京駅にいた。
 珍しく東京は大雪が降っていた。「食事でも…」とお誘いのメールにも気がつかず
 私は家路を急いだ。後から聞くとその日に告白したかったとか。
 その日に言われていたら多分今のような付き合いをすることはなかったろう)


そして年が明けた。
退職届けをいつ出そうかと思っている彼女になんとに会社から昇格の話があった。
皮肉なものである。
自分の実力が正当に評価されなかった事も退職の要因だったのに。

ようやく彼女の努力や力が会社から認められた。私は手放しで喜んだ。
聞いた瞬間、思わず私の両手で彼女の両手を包んだ。
お祝いの言葉は1オクターブ上がっていた。嬉しかった。すごく嬉しかった。
悔しい思い、いっぱいしたものね。

しかし彼女は迷っていた。会社には数日待ってほしいと返事を保留にしているという。
私は熱く彼女を説得した。引越しを断念し今目の前にあるチャンスを掴めと。
あなたの最高のパフォーマンスが発揮できるステージが用意されたのだと。

しかし…数日後…彼女の答はNOだった。

彼女には夫がいる。居住地を移す事は二人で決めた事。
その人はすでに自分の勤務先に退職願を提出していたという。
もちろんそれだけではないけれど北の土地で新しい暮らしを始めるという
固い決意は昇格くらいの事では揺るがなかったのだ。

そして彼女は彼女の上司に正式に昇格辞退と春に退職をすることを伝えた。

歯痒かった。残念だった。しかし彼女の人生の決断に私が何を言えよう?
「あなたがよーく考えて選択した事であれば私はそれを尊重する」と伝えた。


彼女から告白されたのはその10日後だった。
更に「あの夜」を経て初めて彼女に質問したのはそれから数日後だった。

帰りの電車の中、私は彼女の下車駅が近づこうとしている時
前触れもなくいきなり彼女に接近していた。
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