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【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『三日目 槍ヶ岳山荘~槍沢ルートで上高地へ』

【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『一日目前半』
【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『一日目・山荘到着後』
【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『二日目・ヒュッテ西岳まで』 
【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『二日目・ヒュッテ大槍まで』
【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『二日目槍ヶ岳山荘から穂先へアタック』 の続き


【山荘内部】
小屋の受付ピークは 15 時頃で、かなりの行列ができていた。

定番の山バッチや槍ヶ岳 T シャツも売っていて、大賑わい。
いつも買いたいと思ってるんだけど、サイズがねー。

入り口付近で、携帯やデジカメ、モバイルバッテリーの充電も 100 円で利用出来る。
但し、夕方には全て埋まっちゃっているから予備があった方がいい。
心配性の私は 3 個持参。

同室の一人山女子はデジカメの充電バッテリーを忘れて写真が撮れないと
ガッカリしておられたから充電はちゃんとお家で満タンにしておいて。

トイレは小屋にしては綺麗で珍しく洋式。
広い談話室や乾燥室もある。
驚いたのは、更衣室があったって事。

女子は女子部屋、男子は男子部屋は当たり前として、夫婦やカップルの時は、
やっぱりよその夫婦やカップルさんと同室なわけでしょ。
そしたら、やっぱり更衣室は必要だもんね。

【夕食】
5 時からは夕食の行列に並ぶ。
あらかじめ席が決まっている小屋もあるけど、ここは並んだ順に奥の席から詰めていく方式。

夕食は酢豚のワンプレート。
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ピンボケで映っているのは、ちょっぴりガッカリの私のココロを表している。
だってね、デサートのわらび餅まで、酢豚と同じお皿なんだもの。
良く言えばワンプレートってやつかしら ?

いやいや、贅沢言っちゃダメよね。
山小屋で食事が出来るだけでも満足って思わなくちゃね。 ( 富士山の山小屋と比べたら相当いいし )

昔、山小屋はすべて歩荷で荷物を運んでいたみたいだけど、最近はヘリが主流でしょ。
食事もどんどん良くなっているから、私たちもそれが普通だと思っちゃう。

隣に座ったのは真っ赤に日焼けしたガタイのいい田舎のおじさん風のおじさんで 70 歳位の方。
北アルプスを 3 、 4 日縦走したってお話を聞いてたんだけど、
最後に「明日は○○から下りて、タイに帰るんだ」と。
は ? タイってあのタイですか ? 微笑みの国のタイ ? タイ古式マッサージのタイ ?

そうらしい・・・お話を聞いたら、田舎のおじさんじゃなくて、日本人だけどタイに在住していて
毎年この時期に北アルプスを縦走するために日本を訪れるんだって。
色んな人がいるわねー。

また、食事の席で隣だった同年代の品の良い女性は、同じルートのようで、
往路のバスも一緒、大天荘でも一緒、食事の席も一緒、そして部屋も一緒という奇跡のような偶然。
更に、昨年、燕岳に登って、来年は表銀座から槍ヶ岳を目指そうと決めたのも一緒だった。

【夕暮れフォト】
部屋に戻ると、デジカメバッタリー忘れの女子が、「影槍が出ている」と、教えてくれる。

18:45 外に出ると東の雲の中にお月様とコラボしている影槍が映っていた。
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なんんだボンヤリだし、モヤモヤしているし、テッペンがつぶれているし・・
いつもの凛々しいトンガリではなかったれど、これはこれで愛嬌があり、
槍のウラの顔を見られた気持ちになったよ。

18:47 東の空のお月さんをズームしていると
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なんだか、西方面がザワザワ騒がしい・・・
急いでそちらに向かう・・・

18:52 - 19:10 お日様が沈む瞬間をみんなで見守る
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小屋の少し上の展望台 ? のような場所に登ると小槍と孫槍が顔をのぞかせる。
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そうそう、♪アルプス一万尺 小槍の上でアルペン踊りを踊りましょ。の小槍はこちら。
小槍にはクライミング技術と用具がないと登れないからね。
(頂き物の写真)
小槍

で、登頂した人は一応アルペン踊りをしてみるらしい。
でも、アルペン踊りと言ってもどんな踊りかわからないから、コザックダンスをするとか・・

おっ、今度は東の空が赤くなってる。

19:07 おぼろ月夜だ
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19:22 日が落ちた西の空と
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同時刻の東の空
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私たちは 20 時まで、槍バーで、月を肴に、
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コーヒーとワインを飲みながら、 静かに過ごしていた。

19:04 今日のラストの写真は、私の一押し、雲海と月の写真です。
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************************************

3 日目の朝を迎える。

3:30 起床。
同室の方がまだ寝てらっしゃるので静かに部屋を出て談話室で支度をする。

下山のルートは槍沢ルートで上高地の河童橋まで。
標高差 1500m 、距離にすると 22 キロを一気に下りていく。

コースタイムは 8 時間。
登山バスは 16 時 15 分だから時間的には余裕があるんだけど、
山を下りたらお風呂に入りたいじゃない。

だって、登山バス到着の新宿からは満員電車に乗らなければならないんだもの。

4:47 日の出と同時に下山開始。
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5:15 下り始め直後、ガレ場を下っていく。
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昨日、歩いた登山道を見上げる
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5:34 この程度の下りは二人とも嫌いじゃないので、先行していた登山者さん ( 左手 ) を
次々にパスして歩いていたのだが、
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唯一、私たちを追い越していったのはデカザックのオジサマ。
速い人の歩き方で共通しているのが、ゆったり歩いているように見えるってこと。

理にかなった歩き方を習得しているから身体的にゆとりがあるし、
滑らかで滑るように歩くのよね。いつかこの域になりたいもんだわ。

で、おじさまの後をつけていったんだけど、雪渓のところの道を間違えちゃったものだから、
私たちも一緒に間違えちゃった。まぁミスにもならない話なんだけど・・・

この写真はその直後の写真
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前を行くおじさまが小さくみえるかしら ?

5:40 カールの中から見る槍もカッコイイぜ。
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この後、こんな雪渓がいくつも出てくるんだけど、一番怖かったのが、
雪渓の下が空洞で下に川が流れている場所。
え ? 雪渓の上を渡るの ?  ブルブル・・・

と、思っていると、デカザックのおじさまが雪渓を渡った場所にいてリードしてくれる。
おじさまのスピードだと、相当前を行っていると思ったのに・・
私たちを心配してわざわざ待ってくれていたんだと思う。
2 日目のハーゲンダッツのおじさまといい、今回の山行は二度もおじさまに助けられた。

6:50 天狗原分岐を過ぎるとこんな雪渓だらけとなるが、涼しくて気持ちいい。
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そういえば、今日も晴天だけど、日本気象協会の天気予報は 3 日間とも、
「くもり霧のち雨」で、晴れマークはなかったのよ。
この日に登った人はみんな「私、晴れ女 ( 男 ) だから」って言ってるんでしょうね。

雪渓が苦手なコモちゃんの腰が引けてるー。スキーをしているわけではないよ
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9:10  横尾山荘到着  30 分休憩。
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ここから先は、平地で 10 キロ。
もう危険な場所はまったくない。

実はここが一番しんどかったのがここ。
緊張感がなくなってしまうと、緊張感の奥で遠慮がちにしていた疲労感がシャシャリ出てくる。

更に、その奥に隠れていた空腹感も『なんか食わせろ』と主張を始める。
わかった、わかった。

で、徳沢園では有名はソフトクリームを食べ、ゆっくり休憩。
明神館では手ぷらうどんを食べ、またまたゆっくり休憩。

明神館から上高地の辺りは散策コースになっていて、
外国人、カップル、お子様連れ家族など、お散歩している人と行きかう。

3日間の山行を終え、空虚感と汗の匂いを漂わせている私たちと、
避暑地に散歩にきている人たちのギャップが面白い。

12:48 上高地 河童橋到着

上高地アルペンホテルでお風呂を頂き、サッパリ。
ゆっくりお風呂に入ってもバスの時間まで2時間もある。

こんなことなら朝槍(早朝に槍ヶ岳にアタックすること)しても良かったな。

河童橋から見える山を眺めて、もう気持ちは来年の山行に向いていた。

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 おわり
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【 3 日目コースタイム】
7 時間 54 分 (行動時間 6 時間 12 分 休憩時間 1 時間 42 分)
 参考 : 山と高原地図のコースタイム  8 時間 00 分

槍ヶ岳山荘出発  4 : 48
天狗原分岐  6 : 18  
槍沢ロッジ  7 : 37-8 : 00 (休憩 23 分)
横尾山荘 9 : 10 - 9 : 40 (休憩 30 分)
徳沢園 10 : 36 - 10 : 50 (休憩 24 分)ソフトクリーム
明神館 11 : 34 - 12 : 00 (休憩 26 分)天ぷらうどん
上高地河童橋着 12 : 43

その他、思いついたこと色々

【歩く順番】
先頭は目がいいコモちゃんが基本だが、バテできた時は、弱い人(遅い人)が先頭だ。
弱い人が後ろだと、着いていくだけで精一杯で緊張感がなくなり事故のもととなるからね。

【日焼け止め】
日焼けをすると。美容的に良くないだけではなく、熱を帯びたり、腫れたり痛みが出たりして、
そこからもエネルギーが奪われるからこまめに塗っておこう。
意外と忘れがちなのが手の甲ね。

【槍ヶ岳穂先へのアタック】
ジャングルジムを登れたら、穂先も登れるというけど、高度感があるので、高所恐怖症の方には地獄だと思う。
登り始めは勇気ある撤退も出来るので無理だと思ったら早めに引き上げて。
中盤からは登るしかないので、腹をくくろう。
但し、あまりにも遅いと下から無言のプレッシャーがかかります。

【若い人と言われる】
山は若い人もいるけど、やっぱり中高年の先輩が多い。
「若いから速いわねー」
「若い人、先にどうぞ」
など、若い人と言われることが多く、最近、めっきり年をとったと感じている人は元気になれる。

【女子 1 人】
意外と多い一人女子。あ、女子と書いたけど年齢は様々です。

【山力にあった山行を】
自分の山力を把握し、 7 割位の力で行ける山を選ぶと安全で楽しいと思う。
精神面では自信 7 割、不安 3 割位がちょうどいい。

槍ヶ岳山荘に17 時 30 分過ぎてヒーヒー言いながら登ってきたのが、大学のゼミの団体。
団体と書いたけど、チリヂリに分かれちゃってパーティとは呼べない。
上から下までピカピカの道具だけど、小屋に着いた途端に泣き出していた若いお嬢さん。
団体の場合でも人に頼らず、地理やコースタイムを確認しておくと良かったね。
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【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『二日目槍ヶ岳山荘から穂先へアタック』

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【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『二日目・ヒュッテ大槍まで』 の続き

10:51 ヒュッテ大槍に到着。

ヒュッテ大槍から見る槍ヶ岳と殺生ヒュッテ。
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槍ヶ岳から見た景色はこちら。
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ここで 20 分間休憩し、レモンジーナ (400 円 ) をグビクビする。うんまっ !

左に見える赤い屋根は喜作新道を開いた小林喜作さんが建てた山小屋だ。

「殺生」と言うちょっと怖い宿名は、この場所がカモシカなどの動物を追いつめ、
仕留めるのに適していた平地だったからなんだって。

槍ヶ岳をトラバースし、槍ヶ岳山荘まではコースタイムで 50 分。

11:20 ヒュッテ大槍を出発、午前中に槍ヶ岳山荘に着けるかな。

私の好きな写真。

美しすぎるピラミダルな山容と、近くで見ても裏切らない天を突き刺す穂先。
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11:25  こんなに近くまで来たよ
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近づいてくると更に迫力が増す。

これまでは槍に向かっていたんだけど、ここからは槍の肩に向けてトラバースに入る。
ハシゴも出てくるけど、登山道はしっかりしているから心配はない。

でも、この辺りまでくると体力が消耗しているから僅かの段差で躓いたり、
集中力がなくなってくるから最後まで気を抜いちゃダメよ。

11:40 ふー、あと少しだ。到着前 15 分前 青空の下、ウィニングロードを進む
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11:52 やったぁ、槍ヶ岳山荘に到着したよ。 こちらは HP の写真。
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やっぱり憧れの槍を真近で見られるここの小屋でお世話になろう。
まずはチェックイン。

この小屋は予約の受付はしていないので、着いたら先にチェックインを済ませちゃった方がいいよ。
料金は一泊 2 食 9500 円、 一泊 3 食 ( お弁当付 )10500 円、素泊まり 6500 円

フロントに行き『女子二人です。夕食のみでお願いします』と伝える。

受付の女子 『はい、明日はどちらに行かれますか ? 』

レイ『槍沢ルートで上高地です』

受付女子『どちらから来ましたか ? 』

レイ『大天荘です』

この『どちらから来ましたか ? 』なんだけど、私、初めて八ヶ岳に登った時、
途中で出会ったおじさんに『どっから来たの ? 』と尋ねられ『東京からです』と答えたら
『そんなこたぁ聞いてない』って呆れた顔されたんだから。

山の上の『どこから来たの ? 』は、登山口や山小屋を答えるのが正解。
決して住まいを言ってはならないから気を付けて。

で、堂々と『大天荘です』と答えたわよ。

女子の隣で下向いて書き物をしていたメンズがこちらをチラッと見た。

な、何よ・・

で、女子にもう一度聞かれた。 『どちらから来られましたか ? 』

『大天荘です』

女子の隣のメンズに今度は 3 秒間位ガン見された。

な、何よ・・・大天荘で殺人事件があって犯人が逃げてるとか・・ ?
いやぁねー、こんなに可愛い中年オンナにそんな事出来るはずないでしょ ?
てか、殺人事件があったなんて、聞いてないわよ !

ってことを 3 秒の間で考える。

メンズ『早いっすねー』と、無表情で言う。

あ・・殺人事件じゃなかったのね・・
多分、全く精悍そうに見えない私が早く着いたことに驚いていた模様。

特別、ガツガツ急いだということはないよ。
写真撮りながらだし、休憩もこまめに何回もとっているし。
追い越した人に休憩中に追い越されて、歩きだすとまた追い越す・・という繰り返し。

『はぁ』とかなんとか、間抜けな返事を返した。

小屋の内部は迷路のように入り組んでいて迷子になっちゃいそう。
通された部屋は、2段カイコ棚式で、一階 4 人、 2 階 4 人の定員は女子 8 人

一番乗りだったから、一階の奥。
一人一畳の狭い空間だけど、入った途端、歓声をあげる。

ほら、ホテルで良い部屋って、海や湖が見えたり、夜景や花火が見えたりするでしょ。
この部屋は、もちろんこれ 槍ビュー
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12:30 少しほど休んだら重いザックをサブバックに替え、槍の穂先にアタック !
サブバックの中身は、ウィンドシェル、タオル、デジカメ、
ペットボトル、スマホだけだから感動の軽さ。

混んでいる時は小屋の前まで行列していて、登り始めるまで 1 時間以上かかるっていうから、
早めに取りついちゃった方がいいね。

槍の穂先は、登り専用と下り専用のルートに分かれていて、
岩場と鎖、垂直梯子で構成され、両手両足を使って登る。

高度感はあるけど、手足をかけるところは意外に多く、
三点確保をしっかりやっていれば大丈夫な感じ。

登りはじめると、すぐに渋滞が始まる。
前に怖がりさんがいると、なかなか進まないけど、イライラして無理に追い越さない方がいいよ。

だって貴重な経験真っ最中だからさ。
こんな時こそ、周りの景色を楽しむゆとりを持ってね。

それから、これからの季節は渋滞中に身体が冷えてしまうから、
ウィンドシェル ( ウインドブレーカー ) があった方がいいと思うわ。

穂先までは 100m の登りでコースタイムは 30 分なんだけど、渋滞だと 1 時間以上かかるんだって。

さぁて、楽しい岩登りにいきましょう。着いてきて。

登り始めて 15 分後はこんな感じの景色 
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ちょっと登って、前が詰まって止まり、また登って、また止まり・・を繰り返す。

上から下を見るとこんな景色
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下から上を見るとこんな景色

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槍ヶ岳山荘を見下ろす 
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天に向かって続いているような最後のハシゴを登るよ
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落ち着いて登れば大丈夫だから。

ついに・・槍の穂先に登頂 

上を見ても空しか見えない。

驚くほどの高度感。

想像を絶する信じられないほどの絶景。

登山者さんを祝福しているような青空。

今日、歩いてきた道を見渡してみる
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山頂からの槍ヶ岳山荘を見ると 人が豆粒のように見える
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山頂はあまり広くなく、次々と登ってくる登山者さんもいるから・・名残惜しいけど、

長居はできない。写真を取ったらすぐに下山を開始。

上から見た垂直ハシゴ
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無事に下山したら、大天荘で作っていただいた酢飯のお弁当をもぐもぐ。
ちょっと暑かったから優しいお酢の酸味が嬉しいの。
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この後、私たちは小屋の前にあるカウンターバーのようなテーブルに陣取り、
最高の景色をつまみにワインとコーヒーで乾杯
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殺生ヒュッテから続々と登山者さんが登ってくる。
同志の登頂の瞬間を見届ける長年の友人のように、目を凝らして見る。

コースタイムは 40 分なんだけど、急斜面のガレ場だからどなたもキツそうだ。
特に気になったのは青ザックの一人おじさま。
相当バテているのか、なかなか歩が進まない。

「あぁ、また青ザックさん、後ろの人に抜かれたよー」

「青ザックさん、止まったまま動かなくなったよー」

マラソンのゴールであれば、「ラストラストー」「ファイトー」「ナイスラーン」と、

声を出しての応援が当たり前。

しかし、山だとそれが出来ない。

「あと少しーがんばれー」と心の中で励ます。

ようやく、ヘトヘトな青ザックさんゴーーーール !!!

「良かったねー」と、コモチャンと喜びあったよ。

カウンターバーは笑顔でおしゃべりしている人達で溢れている。

日焼けなんだか酔っぱらっているのかわからない赤ら顔のおじさま達。
上から下まで真新しいウェアでビシッとキメたおねぇちゃん達。
対照的に、山慣れているおばぁちゃんの山用品は使い込んでいる。

クラブツーリズムのご一行様はテンション高め。
精悍な顔つきの男性は、大キレットを越えてきて、明日は北鎌尾根に行くとか。
やっぱりロープやカラビナを持ってるんだよね。

槍ヶ岳というと、「険しい」というイメージだったけど、色んな人がいて、まるでテーマパークみたい。
ルートがたくさんあって、初級者から上級者まで、それぞれの楽しみ方があるからだね。

聞こえてくる会話はぜーんぶ山のこと、間違っても仕事の愚痴や自慢はなし。
それにしても・・・登山者さんはビール好きが多いのかしらねー。
あっちでもこっちでも、グビグビ・・・グビグビ・・・

水やお茶が 400 円に対し、生ビール 800 円、缶ビール 500 円、ワイン 500 円と、
なんかアルコールの方がオトク感があるのよねー。

この景色に心を持っていかれ、夕食までの 2 時間以上、ここで過ごしていた
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【 2 日目のコースタイム】    大天荘―槍ヶ岳山荘

7 時間 4 分 (行動時間 5 時間 50 分 休憩時間 1 時間 14 分)
 参考 : 山と高原地図のコースタイム  7 時間 20 分

大天荘出発  4 : 48
大天井ヒュッテ  5 : 28 - 5 : 40 (休憩 12 分)
ビックリ平  6 : 06
赤岩の頭の辺り 7 : 00 - 7 : 10 (休憩 10 分)
ヒュッテ西岳 7 : 40 - 8 : 05 (休憩 25 分)
水俣乗越 9 : 00 - 9 : 10 (休憩 10 分)
ヒュッテ大槍  10 : 51 - 11 : 10 (休憩 19 分)
槍ヶ岳山荘  11 : 52

   続く
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【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『二日目・ヒュッテ大槍まで』

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本文の前に

今週、日帰りで北ア 常念岳(百名山)に行ってきました。
常念岳から見た美しすぎるヒュッテ西岳の画像です。
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✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

コモチャンが声に気が付く。

お先に〜と言って、少し前にヒュッテ西岳を出たおじ様が、豆粒のように見える。
私たちと同じようにハーゲンダッツを食べていた方。

なにやらジェスチャーしながらわーわー言っているぞ。

ん?なんだ?
ハーゲンダッツのゲップが出たとか?

『レイちゃん、こっちだって』

なんと、正しいルートを教えてくれていた。

テヘッ。
どうやら私は、ハシゴを下りてから崖の方に向かっていたらしい。

上からじゃ気がつかなかったよ。

おじ様は、間違えそうなルートだからと、わざわざ待っていてくれていたのかな・・
嬉しいじゃないか。

知らない人からの恩はいつまでも心に残るわね。

グングン下って下って・・さて・・もうそろそろ難所かしらと思っていたら、
9 時に着いてしまった、水俣乗越(2470m)

『難所ってどこだったんだろう?』
と、コモちゃんと言い合う。

きっといい緊張感を持って歩けたから、難所でも難所と感じなかったのかも知れないね。

水俣乗越は、燕岳 - 大天井岳 - 常念岳 - 蝶が岳をつなぐ常念山脈グループと、
槍穂高連峰グループをつなぐ渡り廊下の中心部って思えばいいと思うの。

少し休憩したら、次はいよいよ東鎌尾根に取りついて槍ヶ岳を目指すわよ。
ここから先はヘルメットを被った人も多く目にするようになる。

東鎌尾根は急斜面の激登りから始まった。

手を使った岩登りも出てくるんだけど、疲れたーと思う絶妙なタイミングで平らな尾根道になる。
その塩梅がちょうどいい。

これから進む東鎌尾根には小ピークが並んでいる。

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げっ、『頼むからマッキー(巻道)にしとくれよーっ』と思っている写真
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一番手前の2595mの小ピークを拡大した頂きものの写真

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真ん中に赤いザックカバーの人が見える。

ハシゴをかけてくれた先人に感謝しつつ、アスレチックを楽しむ。

この写真を撮った時は、『わーい、私たちも早く第2展望台の方に行きたいよー』
と呑気に思っているところ。

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この時、私たちはまだこの写真の下にある『窓』と呼ばれるコルを挟んだ
アップダウンがあることを知らない。

このハシゴ階段を登った先にあったのは、
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出ーたー!

『窓』と呼ばれる垂直バシゴだー!

(頂きものの写真 )
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でも、この時は、まだこのハシゴの全貌を知らない。
この下にとんでもない長いハシゴがかかってたんだ。

(頂きものの写真 )
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落ちたらオサラバだ。
ここが東鎌尾根で一番緊張したところ。
高度感は槍の穂先に勝る。

一段一段、慎重に、テンポ良く下りていく。
岩の出っ張りで、足の置き場がないところもあったりするから気をつけてね。

無事に下りてきて、振り返るコモちゃん
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『窓』から登り返して、第2展望台の尾根道を渡りまーす。

コモちゃんが『あれ、槍ヶ岳山荘じゃない?』と、槍ヶ岳の肩にある赤い屋根の小屋を発見!
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コモちゃんはいつもキョロキョロ周りを見渡しているから、なんでも発見が早いんだよ。
だから先頭を歩くのがいいの。

この槍ヶ岳山荘は、収容人数が650名の大規模な小屋で、北アルプスの南部では最大。
1926年(大正15年)に建てられたっていうから、とっても歴史があるんだね。

実は私、歩きながら今晩の宿はどこにしようかと迷っていた。

槍ヶ岳山荘に決めてたけど、登山道で度々会う奈良から来たおじ様が、
手前のヒュッテ大槍に泊まった方が帰りが楽だと言っていた。
ヒュッテ大槍でザックを置き、空身で槍に登り、小屋に戻ってくるんだって。

それから食事ね。
槍ヶ岳山荘は、ロケーションは文句なしなんだけど、食事は期待しない方がいいらしい。

ヒュッテ大槍に泊まった人のブログを見ると、
標高2900mに山小屋なのに、ほら、こんなにも豪華なの。
ヒュッテ大槍食事 (1)

なんと、食前酒にワインも出てくるんだって。

ヒュッテ大槍食堂
ヒュッテ大槍食事 (2)

どちらかに決めてないまま進む。

食事に限らず、ロングコースの場合、何が起こるかわからないから、
いくつかの選択肢を持っていた方がいいわね。

しかし…
さっきから言おうと思ってたんだけどね、

あっつ…
あっぢぃ…

昨夜、泊まった小屋のおばちゃんから、
『東鎌尾根は背中にお日様背負って歩かなきゃならない』って教えてもらったけど、
こういう生の情報って貴重なんだって改めて思ったわ。

背中に張り付いた今日のお日様、超張り切りガールだわ。
日陰がない尾根道は暑くて、大きな岩の陰で腰を下ろし小休止を挟んで再び歩き出す。

ヒュッテ大槍まであと10分の地点。
歩いてきた登山道を振り返る。

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ぜーんぶ、自分達の脚で歩いてきたんだぞーと、心の中で大声で叫んだ。
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(右上の紫色で書いた山が今週登った常念岳)

槍ヶ岳とドレスの裾のように美しい北鎌尾根。

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はるか遠くの山も、歩き続ければやがて足元になる。

遠くから見ていた景色が今ここに。

10::51 ヒュッテ大槍に到着した。

   続く
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【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『二日目・ヒュッテ西岳まで』

【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『一日目前半』
【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『一日目・山荘到着後』 の続き


4:45 に小屋の前には日の出を待つ人が数人
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尾根道が大海原に浮かぶ島と錯覚する光景。

向こうの空がオレンジ色に染まってきた

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んじゃ、そろそろ行きますか・・お世話になった大天荘を後にする。

大天荘はとっても快適でオススメの小屋でした
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本日、届いたハガキ
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でも、夏山シーズンって…?
これ、いつ書いたんだろ?

歩き始めは 4 時 48 分

まだ寒くてダウンを着て歩き始めるコモチャン
CIMG1367_convert_20150825234347.jpg

大天荘 (2870m) を出発してからのルートを確認しておくと、
まず牛首展望台下の大天井ヒュッテ 2640m(ここからは見えない ) まで下り、
更に大天井岳から見えた喜作新道を登りビックリ平を経て再び喜作新道を歩いていく。
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美しく神々しい槍ヶ岳
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♪アルプス一万尺小槍の上でアルペン踊りを踊りましょ ヘイ
の小槍はこちら。 ( 子ヤギじゃないよ)
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知ってた?小槍の標高は 3030 メートルでちょうど一万尺なんだって。

これは出発前に撮った喜作新道
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この喜作新道は、 1920 年に長野県安曇野の猟師小林喜作さんが息子さんと一緒に切り開いたんだって。
で、80 キロにもおよぶ重い荷物を担いで3,000 メートル級の山々へ荷を上げ、
驚くほどのスピードで、走るように山谷を駆けめぐっていたそうよ。
山のスーパーマンよね。

この喜作新道は、登山道が変化に富んでいて面白いの。

空はスコーンと晴れで、行く手行く手の登山道にはお花畑でしょ。
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もうね、泣き笑いしたくなるほど素敵な光景なんだから。
アップダウンを繰り返し山腹を進むと、森林限界も下回ったようで、久しぶりの樹間のトレイル。

風が通らず暑かったり、アブや小さな虫がまとわりついたりもするけど、
手で払いながらも、『お邪魔してまーす』って気持ちは忘れちゃいけないわよね。

そうそう、突然だけど、アルプス一万尺って 29 番まであるって知ってた?

人気の 2 番は、

♪昨日見た夢 でっかいちいさい夢だよ のみがリュックしょって富士登山。

でもこの 2 番はどうやら替え歌みたいだから気をつけて。

更に 貧乏沢のコル (2549m) まで下りる。
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何があったか知らないけど、『貧乏沢のコル』って名前もゾクゾクしちゃうわよね。
北岳の『八本歯のコル』といい勝負だわ。

実はこの時は、気がつかなかったんだけど、ここは、泣く子も黙る北鎌尾根の入り口だったみたい。

貧乏沢のコルから緩い登りを経て、久しぶりに稜線上に復帰したと思ったら、
いきなりドカンと現れた眺望にビックリ!  そこがビックリ平 (2588m) にだったの。

喜八さん、やるねー。
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てか、名前のつけ方簡単やわー。

単純計算すると、ここまで約 300 メートル下った事になるんだけど、喜八さんて、ただ下らせてはくれない人。
登ってから下るようになるシステムみたいなのよ。

『なんで、下るのにまた登るんだよー』
と、心の中でぼやき、

下りが続くと、
『また登るのにこんなに下らせるなよー』
と、心の中でぼやく。

喜八さんに聞こえないよう、心の中でぼやいちゃったわ。

段々近づいてきた槍は大迫力の威容をみせてくれる。

槍を頭にしたら、尾根が四方八方に広がっていて、裾の広がったドレスを着ているみたいにも見えない?
荒々しくて男性的なイメージがある槍だけど、優雅な美しさも感じられる。

そして、槍に取りつく私たちの進むルート、東鎌尾根もはっきりと迫力ある景観を見せてくれる。
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登山道がない北鎌尾根は、完全なバリエーションルートでクライミングや
ルートファインディング能力も必要とされる模様。
1920 年に喜八さんが案内人として初登攀したんだって。

喜八さん、大活躍よね。
ここは遭難事故も多く、一般人は入っちゃダメなとこだから気を付けて !

前方には穂高連峰が勢揃いし、私たちをお出迎えしてくれているような・・

はじめまして、コモレイと申します。
来年はそちらにお邪魔いたしますのでよろしくお願いします。
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コモチャンは、次の休憩場所のヒュッテ西岳で「ハーゲンダッツ」を食べることを目標に、ズンズン進んでいく。

あ、ヒュッテ西岳が見えてきた。
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7:40 ヒュッテ西岳 (2680m) に到着
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出発してから 2 時間 52 分 ( 標準コースは 3 時間 20 分 )

ふー、着いたー。こんなに楽しい登山道を切り開いてくれた喜作さん、どうもありがとう。
ザックを降ろし、石のベンチに腰掛ける。ここは槍ヶ岳展望の特等席。

お約束のハーゲンダッツ (500 円 ) を食べながら、雲一つない青空にそびえたつ槍ヶ岳の勇姿を眺める。
なんだか、動物になって、ワオーンと遠吠えしたい気分。

さぁ、この先が、難所が待ち構えるこのルートの核心部よ。
2470m の水俣乗越まで 200m は険しい急下り。

その後は槍ヶ岳山荘てまで 610m を登る。
不安な木々の間から興奮が顔を覗かせた。

ゆっくりと 25 分間も休憩していたら。後から来たおじ様が「お先に~」と先に降りて行かれる。

8 時 5 分 私たちも出発だ !
水俣乗越までは 1 時間。

ザレた斜面にかかる鎖場をトラバースしたり、斜度のキツイ鉄梯子を降りたりと、
脚だけでなく、腕力やバランス力も必要になってくる。

難所とはあるけど、足掛かり、手掛かりがちゃんとあるから問題はない。
夢中になって下っていく。

うわっ、長いハシゴが出た!
長いはしご

私が先頭に立ち、切れ落ちた崖にかかる鉄梯子を降りたところで・・・
ん ? なにやら下から声が・・

   続く
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【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『一日目・山荘到着後』

【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『一日目前半』 の続き


大天荘到着 13:45

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登山は早立ちと山小屋到着 15 時位が推奨される。

日が長いこの時期は暗くなることはないが、アクシデントを考え、
3 日間とも14:30 までに到着するようプランを立てていた。

一日目の到着 は13:45 だから上出来だね。

受付では、夕食は肉か魚がどちらが良いかと聞かれる。

メニューを聞くと、肉はフィレ肉のポワレ、魚はオマールエビのグリル・・
なんてはずはなく、肉はハンバーグと魚はサバの味噌煮。

二人ともハンバーグにしたけれど、私はサバの味噌煮の方が良かったかなと後で後悔することになる。

通された部屋は、かいこ部屋の 2 階。

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部屋割は到着順に 1 階奥→ 2 階奥→ 1階手前→ 2 階手前に通されるシステムのようだ。
混んでいなければ 1 人 1 畳もらえる。

コモチャン持参のバーナーでコーヒーを淹れてもらって一息。
うんまー。山の上で飲むコーヒーは感動もんの美味しさ。

16 時 ザックを降ろし、空身で徒歩 10 分の大天井岳まで登り、
今日歩いて来た道を振り返る。

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あー、楽しかったなー。
歩いている間中、ずっと楽しくて楽しくて・・もう夢中だった。

仕事のこと、家のこと、全部すっとばして、ご機嫌な稜線漫歩。

変わりゆく景色を眺めながら、くるくる変わる気温に戸惑ったり、
初めて歩く登山道に興奮したり、
「ねー、コモチャン銀座なのに誰もいないねー」って言い合ったり、
それでもたまに出会う登山者に元気に挨拶したり、体力残したままここに着けたね。

一緒に歩いてくれてありがとう。

表銀座コースは最高のロケーションでホントにオススメのコースです。
岩登りや鎖場などの危険個所はなし。技術は要りません。 ( 体力は必要 )

コースの最後だけ急な岩場となるけど、しんどいと思う手前で山小屋が出現してくれるの。
槍ヶ岳方面ではなく、常念岳、蝶ヶ岳を縦走し、徳沢から上高地に降りるルートも良さそう。

西方面を見ると、槍様がチラっと見える。

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喜作新道を通って、東鎌尾根に取りつき、槍ヶ岳まで行く明日のルートを確認。
明日のルートはいくつもの難所が待ち構えていて、緊張の連続だという。

山の神様、私たち、
常に敬意を払い、決して侮りません。
登山道を荒らしません。
ゴミも落としません。
もちろん、花も摘んだりしません。
どうぞ、お見守り下さい。
西の空にこっそりと祈った。

夕食はハンバーグメイン。 これでも 山小屋の食事としたら豪華なんじゃないかしら。
ちゃんと小鉢に分けられていて、栄養バランスも良さそうでしょ。

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この大天荘は燕山荘グループだから食事のクオリティは高いんだって。 

でもね・・私・・・ハンバーグじゃご飯が進まないのよ。
今回の山行の唯一の失敗は、サバの味噌煮を選択しなかったことに尽きるわ。

そのサバの味噌煮を食べていた隣のおばちゃんお二人の話が面白い。
色黒で細身でおしゃべりのお姉ちゃんと、色白ふっくらおっとりの妹さん。
お二人とも 70 歳オーバーにお見受けする。

50 歳から登山を始めて「槍ヶ岳なんて、今まで何十回行ったかわからないわよ」と言う。
登山口の中房温泉から燕山荘まで 7 時間かかっちゃったわよと言うが、
ご自身の体力に合わせ、無理をせず、アルプスをゆっくりゆっくり楽しんでいるのが素敵。

19:24 ダウンを着こみ、外に出ると、槍様がようやく姿を現す。

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明日はあそこまで行くんだよね・・

私たちは時間も忘れ、アーベントロートに染まった槍穂を見ていた。

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*********************************

~準備編~

そもそも槍ヶ岳に行ける体力やスタミナ、技術はあるのか

「行きたい山」と「行ける山」は必ずしも同じではない。
まずは、自分の技量を知っておくことが大事。

これは何度か山に行く中で、最大活動可能時間、高所でのパフォーマンス、
コースタイムと比較したスピード、鎖場など難所でのバランス力、内臓系の強さ、
メンタルの強さなどを総合的に判断し、見極める。

アクシデントの発生も考えると、なんとか・・ギリギリで登頂した・・ではなく、
70 ~ 80% の力でらくらく登頂できるのが理想。

【直前テスト】

高地トレーニングも兼ね、赤岳縦走 ( 硫黄岳・横岳・赤岳 ) の、
通常 1 泊 2 日のコースを日帰りで実施。
コースタイム以内で実行できるかで山力を見極める。

結果は、コースタイム 9 時間 40 分のところ、 8 時間 39 分 ( 休憩時間 1 時間 39分 ) で合格。

【強みと弱みの把握】

コモちゃん
強み : ゾーンに入った時のパフォーマンス、難所や岩場の登り下りの速さ、
    どこでも眠れる。胃腸が強い。高所好き、高所でもパフォーマンスが落ちない。

弱み :1 時間に一度の休憩必須、 6 時間を超えるとスタミナが切れる ( 但し、ジェル 1 つで 1 時間延長 ) 。
    山道でのバス酔い、ぬかるみが嫌い、寒さ

レイ
強み : 山が好き、大好き、とにかく好き。スタミナがある、メンタルが強い (雨でも平気 ) 、
    鎖場でのバランス力、体幹が強く転倒が少ない、慎重、
    情報収集、 GPS を使い道迷い防止

弱み :3000 メートル前後で呼吸系が弱くなる、山小屋では眠れない、
    登山口付近の起伏がない場所でのだだ歩き、暑さ

【トレーニング】
山には 5 月から登っていて、槍ヶ岳は今年 10 回目の山行になる。

ロングコースは高尾山-陣馬山を往復トレラン17 キロ ( まき道利用 )
( コースタイム 10時間のところ、 7 時間休憩含む ) と、
先に書いた南八ヶ岳縦走、奥武蔵の舗装林道の 20 キロの峠走4時間。
と、ルーティーンのランニング。

二日目に続く 
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【BYレイ】北ア 憧れの穂先3180メートルへ 『一日目前半』

槍ヶ岳は北アルプスの南部、長野・岐阜県境,飛騨山脈のほぼ中央部にある。
日本のマッターホルンと呼ばれ登山者の憧れの的だ。

「日本百名山」の中で著者の深田久弥は、こう述べている。

富士山と槍ヶ岳は、日本の山を代表する2つのタイプである。
(中略)
一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、
いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと
願わない者はないだろう。

すなわち、登山をしない者にとって日本を代表する山は富士山だが、
登山を愛好する者にとってのそれは槍ヶ岳である、と。


我々も同様、赤岳(南八ヶ岳)から見えた、北の方面に見えたドデカイ山脈の中の、
空を射してそびえるトンガリの山の上いつか立ってみたいと思った。

ルートは主に5つ。

①1. 槍沢コース(王道ルート) 上高地→槍沢ロッジ→槍ヶ岳 片道合計10時間。
② 新穂高コース 新穂高温泉→槍平小屋→槍ヶ岳 片道合計9時間10分。
③ 表銀座コース 中房温泉→大天井岳→東鎌尾根を経て槍ヶ岳 片道合計13時間30分
④裏銀座コース 大町→水晶小屋→鷲羽岳→三俣蓮華岳→双六小屋→西鎌尾根を経て槍ヶ岳 20時間50分
⑤ 槍・穂高縦走路(上級者向け) 上高地→岳沢小屋→前穂→奥穂→北穂→南岳小屋→槍ヶ岳 片道合計19時間40分

往路は③の表銀座コース。

昨年、燕岳(つばくろだけ)から見えた「表銀座」と呼ばれる雲の上の一本道が
槍ヶ岳に通じていると知り、往路はこのルートと決めていた。

復路は①の槍沢コース。

①.と②は縦走ではないので所要時間が短い。

2泊以上の行程は無理なので、ビューンと下れて上高地から東京までのバス便があるこちらに決定。

【アクセス】

往路は、竹橋から出ている『アルペン号』
登山口の中房温泉までの直行便だから楽チン。

コモレイは普通にお仕事終えて、20時に帰宅し、21時に再び家を出る。
残業帰りのサラリーマンに混じってどでかいザックを背負っていることが非日常で味わい深い。

受付を済ませると待機しているバスに乗り込んだ。

時間は21:40。
あぁ、いよいよだ。

と、思う暇もなく、22時には消灯。
あ、もう暗くなっちゃうのね。

奮い立つ気持ちと、眠らなきゃって気持ちが頭の中でぐるぐる周り…
浅い眠りながら、気がつくと登山口に到着していた。

うわぁー、みんな燕岳に行くんだよね。人がいっぱい。
北アルプスの入門と言われる燕岳と、泊まってみたい山小屋1位の燕山荘(えんざんそう)の最強コンビだもんね。

30分で朝ごはん食べたり、トイレに行ったり、日焼け止めを塗ったりして、6:06に出発。

コモレイにとっては、今夏最大の挑戦なんだけど、エイエイオーするわけでもなく、
ベテランの面持ちでシレッと歩き始めた。
二回目のくせにね。

身体はまだ目覚めてないようで、動きが鈍いけど、いい具合に渋滞してるから流れに沿って歩く。

登山口から合戦小屋までのトレイルは、日本三大急登と呼ばれるんだけど、
登山道がしっかりしてるから、それほど心配はない。

いや、心配じゃないというのは、危険がないと言うだけで、楽チンってわけでもないんだけどね。

第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ富士見ベンチ、合戦小屋といい感じで休憩できるスペースがある。
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花崗岩が見え始めると、すかさず
『おー、段々、燕っぽくなってきたねー』なんて、通っぽく言ってみたりする。

二回目のくせにね。

合戦小屋はスイカが有名で、去年は2人で食べたなーって思い出しつつ、今回はパスして先を急ぐ。

森林限界が近づくにつれ、空は雲に覆われ、小雨も降ってきちゃった。

テンションが上がらないまま、稜線直下の階段を息上げて登ったところに見えた景色は、

ジャーン。
なんにも見えねー。
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雲の中のテン場
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燕山荘到着 8:45
朝ごはんを食べ、休憩したら、いよいよ表銀座縦走のスタート。
燕岳は去年行ったのでパスでいいわ。

あれれ?表銀座縦走のあんなに混雑していたのに、
誰もいねー。

きっとみんな、燕山荘に泊まるんだよね。
そういえば、表銀座縦走コースも、推奨プランは燕山荘に泊まるんだっけね。

後ろを振り返ってみると、雲が少し切れ、燕岳に続く道が見えてきた。

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蛙岩(げえろいわ)を過ぎる頃には西側の雲も切れ始める。
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今日の宿泊地は正面の大天井岳(おてんしょうだけ)の肩にある大天荘(だいてんそう)

大下りの頭をガーツと下ったら、ガーッと上がり、雲の上のプロムナードを経て、
最後にまたガーツと登ったところにあるのが大天井岳だ。

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もう少し近づいてみましょう。
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裏銀座あたり
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銀座の割に、出会う人は少なく、ヤッホーと叫んだりできる。
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旅人のように歩いていきます。
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尾根をはさんで西側(手前)と、東側(ガスってる)で気温が全く違うの。 

山荘直下の岩場を登り、ようやく大天荘に到着した。

【タイム的なもの】 2015 年夏 北ア 表銀座縦走

1 日目  7 時間 37 分 (行動時間 5 時間 58 分 休憩時間 1 時間 39 分)
       参考 : 山と高原地図のコースタイム  8 時間

中房温泉登山口  6 : 06
第 1 ベンチ  6 : 35
第 2 ベンチ  6 : 58-7:10  ( 12 分)
第 3 ベンチ  7 : 35
富士見ベンチ  8 : 03-8 : 20 ( 17 分)
合戦小屋  8 : 40-8 : 45  ( 5 分)
合戦沢の頭  9 : 00-9 : 10  ( 10 分)
燕山荘  9 : 45-10 : 05  ( 20 分)
蛙岩 10:58
大下りの頭 の手前11 : 17-11 : 22 ( 10 分)
喜作レリーフ前 12 : 38-12 : 56 ( 18 分)
分岐 13 : 10
大天荘 13 : 45

『一日目後半に続く』
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2015山開きと(続)二人の百名山。

「山始めました」 ←冷やし中華始めましたふう。

といっても、既に5月中に三度も山に行った。
もちろん、レイと一緒にだよー。

①陣馬山~高尾山縦走

②伊豆ヶ岳~武川岳~二子山縦走

③丸山~武甲温泉(トレランレース応援しつつ走り)

ほぼ週一ペースじゃんね。
実はこれ以外にもそれぞれソロ登山が一回ある。

前置きが長くなったけど、2015年初の本気登山は
日本百名山「金峰山」

前夜から車中泊で気合も入れてのロングトレイル。
コースタイムや諸々はあっちに書く予定。

久しぶりの高山はやはり素晴らしい。
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更には金峰山のシンボルと言われるこの五丈岩岩ってのがすごい。
パワーが残ってたら間違いなく登ったね。(だって腹ペコだったんだもん)
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行動時間が8時間超えて下山中にパワー切れしたけど
標準コースタイムよりちょぴり早くピストンできたので良しとしよう。

2015年山シーズン。
今年も百名山にチャレンジする予定。

何座いけるかな。

********************************

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【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(6)完結

【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。 
【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(2)
【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(3)
【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(4)
【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(5) の続き

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こうして、今シーズンの集大成と挑んだチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンは、あっけなく散ってしまったの。

でも、仕事上でのもう一つのタタカイが目前に迫っていて、落ち込んでいる時間もなかった。

あ、ウルトラで失敗した分、仕事で取り戻そうなんて考えてないわよ。
趣味と仕事は全くのベツモノだもん。

と言いながら、走っている時も仕事の事考えちゃうのよねー。

いやーねー、私ったらどこまで真面目なのかしらね。
仕事の時に走ることを事を考える位、真面目ってことよ。

んでね、そっちのタタカイは、(プロジェクトの最終報告)大成功よ。

『コングラッチュレーション!』

『ブラボー!』

『エクセレント!』

と、赤じゅうたんの上の私は拍手と花束で埋め尽くされたわ。

ま、イメージだけど。

まあ実際には、外人もいないし、殺風景な会議室だったんだけど、
まあ今日のところはそーいうことにしといてちょーだい。

んで、こっちのタタカイの功労者はコモちゃんだったんだけど。
そんな事もあって、ちゃんと落ちこむ暇もなく1ヶ月近く経ってしまったの。

なーんて書いてみたけど、嘘だわ。
ホントはきっと思い出したくなかったのよ。

ほらね、こうやってニンゲンって、都合良く解釈つけちゃう生き物よね。
あ、それがダメってことじゃないのよ。それも前向いて生きていく知恵だもの。

まあ、とにかく完走できなかった理由について振り返ってみるわね。

私が完走できなかった理由(わけ)

(ほら、このブログはちゃんとプリプリよ)

①.練習不足

故障しちゃったからしょうがないんだけど、ほとんど走れてない。
走れる脚を作れてなかったってことよ。

故障を治す一番の早道は休養。
走れば治りが遅くなるが、走らないと脚が作れない。

究極の選択だった‥ってのが表向きの理由で、痛くて走れなかったのが事実。
50キロ過ぎた辺りから、シンスプリントが熱を持ってきたのがわかったしね。

あとでコモちゃんから、『練習してないのに56キロ走れてすごい』と言われた事で納得したよ。
でも、走れてなかったのは去年も同じだから、これは一番の理由でないのかも知れない。

②.内臓疲労、グリコーゲン不足などの腹の中問題

吐き気やムカムカ、お腹ぐるぐる+腹へりね。

これは脚の疲労よりも重大で、生命にかかわることだから、
脳がストップをかけて走らせないようにしてしまう。

つらい、ダルい、やめたいというのは、内蔵から脳に伝令がいったためだと思うわ。
ウルトラは食べながら走れる『腹』を持ってないと完走は難しいのだ。

③.ココロが軟弱・・コモチャンのリタイヤと仕事が大きい要因

昨年は今年よりずっと体調が悪かったのに72キロを完走出来たのは、
コモちゃんが先に行ってたから。

コモちゃんに負けたくないという気持ちが私のモチベーション。
コモちゃんがリタイアを聞いて一挙に気持ちが沈んじゃったわ。

このまま走り続けたらコモちゃんを待たせちゃうし、
日曜日の中央道はメチャ混むし、
仕事に行けなかったら困る。

そうだ!リタイアしよう。
そうすれば全てが解決する。
キラーン。

こんな極めて当たり前の事を考える。

だいたい、ウルトラはhentaiレースと言われている位、おかしな事だと思うのね。
そこに正常な思考を持ってきた時点でもうアカンのですわ。

私より全ての関門を遅く通過している人が完走しているわけだから、
ココロが強ければ、足りない実力を補完することも出来たのかもしれないわね。

そんなわけで、ココロが弱かったのは事実なわけだけど、
一方で、ココロの声に耳を傾けるってことも大事だと思うのよ。

私は、完走より大切なのは安全だと思っているの。
誰の世話にもならず、翌日はなにごともなかったようにシャキッと仕事に行きたいじゃない?

だからね、ようは、ココロが弱いからダメなんじゃなくて、
ココロをそんな気持ちにさせた脚や腹の中が未熟だったってことよ。

マラソンを始めて3年目。

ハーフ以上のレースに出た回数18回。
17回の完走が吹っ飛ぶ位、1回のリタイアの衝撃は大きいのね。

失敗して落ち込むのは、反動をつけてジャンプするため。

だから私はまた挑戦する。

カッケーっしょ。

もちろん、コモちゃんと一緒だよ。

 おわり。
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キモチイイの二連発!

レイのチャレ富士レポのクライマックスだけど
旬なうちに書かないとまたお蔵入りしちゃのでアップする!

あ、IDネタじゃないからね。
先に言っとくね(笑)

今週はレイと二回お休みが一緒だった。

平日のお休みは久々の超超久々のお部屋でデートだ!
もちろん待ち合わせ前にお互いちゃちゃっと走っておく。
一緒には走らないのかって?
うん、走るのは相変わらず別々だ。
特にお互いの脚や足がまだイマイチなんでね。

で、デートはご飯ももりもり食べてお風呂に入って
キモチイイ~!!のマッサージ。
オイルマッサージやらストレッチやらをリバーシブルで(ID要素無し)
キモチイイ~!!続出!!
そんなに言ってもらえると、マッサージも上手くなるわな(笑)

で、今日は奥武蔵のお山で今年初のトレラン。
ホンモノのトレランレースが開催されていたので
見学したり応援したりしながら、ラスト7K下り基調の
いいとこ取りして走ってきた。
ここでもキモチイイ~!!の連発だ。
イイ感じの斜度の下りが続いていてシロウトでも走りやすい。
私は脚が心配で攻める走りは出来なかったけど
レイは下りの苦手意識もなくなったようで
スイスイとキモチ良さそうに走ってた。
ラストのロード2Kはキツかったけど楽しかったねー。

レイにとって「キモチイイコト」はかなり重要だそうだ。
キモチイイことをしてあげられるのは幸せだ。
これが私の原点。

そして、キモチイイ時間を共有できる私も幸せだ。
以前は新緑をドライブしたり、ゆるく散策したりするだけでも
キモチイイ~って言ってた。今じゃきっと物足りないよね。

あの頃と今のキモチイイ時間は変わってきてると思うけど
今も一緒に過ごせるのはやっぱり嬉しい。

今年の夏も秋も冬も一緒だね。えへっ
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【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(5)

【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。 
【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(2)
【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(3)
【BYレイ】チャレ富士100キロの女子完走率56%だってよ。(4) の続き

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『次の関門でリタイアするから』

と、電話でコモちゃんに告げた。

『え?野鳥の森エイドで待ってるから』

と、言ってくれたけど、なんとなくコモちゃんの声がホッとしているように聞こえた。

この時コモちゃんがホッとしていたかはわからない。

でも、そう思いたかった。

『これから7時間も走るの嫌だもーん』

と、子供が親に甘えるような声を出した。

63 キロ地点の野鳥の森エイドは「うどんエイド」とも呼ばれ、
名物「吉田うどん」が頂けるお楽しみエイド。

しかし、私の内臓チームと脚チームはこれ以上びた一文も走る気はないみたい。

「疲れたっす」とか言いながら、きっと寝そべってくつろいでいるのよ。

それとも、お風呂入って寝ちゃったのかしら ?

ここでココロがしっかりしていれば、叩き起こしたんでしょうけど、ココロもふてくされちゃって

「もう走るのイヤだもん」と、子供のように口を尖がらせて返事をする。


西浜小学校エイドは上り坂の途中にあるのね。

「あと 5 分で関門でーす」と係員が大声で叫んでいる。

あ、そうだ。私、ここのエイドまではたどり着きたいって思ってたんだわ。

エイドに着いたのは関門閉鎖の 2 分前。

関門に間に合った喜びはない。

私のウルトラはここで終了だもん。

私と同じ位に到着した人は、安堵感と達成感にみなぎり、
残りの 43.4 キロに向けてすぐに準備をしている。

その姿を複雑な気持ちで眺めながら、ほんの少しだけ迷った。

が、すぐにドロップバックを受け取り、係員に告げた。


「あの・・リタイヤしたいんですけど・・どうすればいいですか ? 」

「はっ ? 」

「あの・・私、ここでリタイヤしたいんです」

「・・・」

だよね、せっかく関門に間に合ったのに、こんなこと言う人いないからわからないわよね。

別の人に聞いてけど、その人もわからないみたいで出入り口側にいる人に聞いてくれという。

10 分位休んだあと、出入り口に戻る。

係員に聞くと、

「そこの坂を下ったらバスが来ていますから」という。

電光掲示板の時計は 12:10

すでに関門は閉鎖されている。

その時よ、私が見た驚きの光景

それは、閉鎖されている関門に向かって何十人もの人が列になって、走っている姿だった。

「あなた達、なんで走ってるのよ、走ったって間に合わないんだよ」

心の中で叫んだ。


間に合っているのに、走るのを自分の意志で止めた私。

間に合わないことを知っているのに、走るのをやめない人。

初めて涙がポロポロと流れた。

この人達は、ちゃんとしっかり限界に挑戦している。

それがウルトラ。

私がしたのは 56 キロのジョグであり、ウルトラを走ったとは言えない。

「苦しみを楽しんでくる」なんて言いながら、限界に挑戦もせず逃げてしまった。

ドナドナバスの中は、頑張って頑張って‥それでも関門に間に合わなかった人、
明らかに脚を故障した人達でいっぱいだった。

その中で私は犯罪者のようにタオルで顔を覆っていた。

続く
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